愛知県の大仏巡り

投稿日: 作成者: GRyur7uK
大仏

個性的な大仏がたくさん!

日本全国には有名な国宝とされる大仏が存在していますが、愛知県内にも大仏が存在しています。
愛知県の大仏は個性的と言われており、見るものを感動させてくれるようで思わず手を合わせて拝みたくなるような大仏像が多いのです。
愛知県の大仏巡りをしてみてはいかがでしょうか。

桃巌寺

名古屋市千種区にある桃巌寺には、かなり派手な印象を受ける緑色の大仏像が存在しています。
建造されたのは昭和62年のことで歴史の浅い大仏像ですが、当時は渋い青銅色をしていたそうです。
平姓18年に色が直された結果、現在のような派手な印象を受ける緑色に変わりました。

お顔をよく見るとアイラインとリップがキラキラと光っていることから更に個性的な印象をうけます。
大仏様の周辺には10体の象が取り囲むように存在しています。

桃巌寺は織田信長の父親である織田信秀の菩提寺としても知られており、由緒のあるお寺として地元でも多くの人が信仰しています。
境内には大仏像以外にもインドを彷彿とさせる様々な仏像が存在しているのも特徴的です。

聚楽園大仏

東海市にある聚楽園大仏は、日本で初めて作られたコンクリート製大仏として有名です。
建立されたのは昭和2年のことで、当時名古屋でリゾート地を開発していた山田才吉氏が腕のある左官職人や鉄鋼職人を集めて作ったものです。
この頃コンクリートは建築材として積極的に使用されだした時期で、聚楽園大仏が完成したのを皮切りにして他の地域でも作られるようになったそうです。

大きさは東大寺にある大仏像をしのぐ大きさで高さ18.79メートルにも達します。
完成度の高い大仏像として評価されており、見事な出来栄えだと現在でも高評価を受けています。
周辺は広い公園なので、天気の良い日にはピクニックを兼ねてお参りに訪れるという方も多いです。

常福寺

西尾市常福寺にある刈宿の大仏は、聚楽園大仏の建立で棟梁をつとめた後藤鍬五郎氏が建立したコンクリート大仏です。
聚楽園大仏が完成した翌年の昭和3年に完成したものです。
こちらは「だいぶつ」と呼ばれておらず「おおぼとけ」と呼ばれている特徴もあります。
光背を背負っている後光がさした状態になっており、造形的にも素晴らしい出来栄えになっています。

昭和初期に建立された大仏像は線路の側に作られたものが多いのが特徴ですが、これは観光目的だったとされています。
しかし、刈宿の大仏についてはお寺の中に建立されているという特徴があります。
当時地元の漁師たちが安全祈願をするという目的で建立されたとしています。
建立からしばらく経った昭和62年にも地元の方から寄付を集めて大規模な修理が行われていることから、現在も地元の方から厚い信仰を集めている大仏像であることがわかります。