織田信長にちなんだイベント
歴史上の人物として有名な織田信長は、優れた職人や物に対して天下一という称号を与えることで奨励していたという話が残されています。
当時信長から天下一の称号を与えられることはとても名誉なことであり、間違いなく素晴らしい人物や物であるという証とされていました。
この頃天下一とされたのは千利休や出雲阿国、古田織部などとされています。
そして、現代に天下一という称号を得るのに相応しい制度として復活したのが、2010年に愛知県で実施されていたイベントであるスタンプラリーで、多くの人が参加していました。
天下一うまいもん王国とは
天下一うまいもん王国のスタンプラリーでは、愛知県にゆかりの深い戦国武将にちなんだメニューや現代の人達に高い評価をされている特産品を厳選して、愛知県内の12地区で料理を食べ歩きするというものです。
清須や豊明などが含まれている桶狭間の戦いコースや、鳳来、新城、設楽などが含まれる長篠の戦いコースに分かれています。
桶狭間の戦いコースでは、織田信長が天下をとるきっかけとなった有名な戦いで、戦国武将ファンにとっては桶狭間のルートにちなんだルートを巡ることができるコースとしておすすめしたいコースでした。
清須から名古屋市南部や近郊などを巡るルートなので一日でも回りきれることができる内容になっていました。
長篠の戦いコースでは戦国時代の立役者ともいえる織田信長と豊臣秀吉、徳川家康の三人が揃った長篠の戦いにゆかりのあるエリアが対象になっており、こちらは奥山河の豊かな自然が広がる広い範囲を巡るコース内容になっていました。
それぞれの地域では天下一うまいもんとして認定されている店舗が6箇所存在しており、それぞれ異なる内容のグルメを楽しめるようになっていました。
もうお腹いっぱいで食べきれない！という場合にはお土産として持ち帰ることもできるスイーツやお酒なども含まれていました。
一部をご紹介
様々な商品が対象になっており、全部で66種類の商品が存在していた中でも特に注目したい商品だったのが天狗の森のおいしいトマトというトマトジュースです。
トマトジュースは独特の匂いというか青臭い印象が苦手という人も多いですが、このような印象を受けにくいのが特徴でトマトジュースが苦手という人でも美味しくいただけるという印象を受ける商品として話題になりました。
この商品に使用されているトマトは奥山河の津具で収穫された桃太郎という品種のトマトで、完熟トマトの甘みや旨味が濃縮されているような美味しさです。
他には愛知県の特産品でもある美味しいかぼちゃを使用した土田南蛮カレーや、新城のトマトおでんなど様々な特色のある商品が天下一うまいもんとされていました。