レジャー施設感覚で宗教に親しむ
愛知県日進市にある五色園は、珍スポットと言われるほど面白い場所として知られています。
日本で初めてで唯一とされる宗教のテーマパークとして有名です。
大安寺というお寺で、宗教ランドとも呼ばれる五色園の魅力についてたっぷりとご紹介します。
お坊さんがたくさん！
五色園の園内にはあちこちにお坊さんが存在しています。
修行でもされているのか、微動だにしないのでおかしいなと思ってよく見ると…実はコンクリート製人形なのです。
園内に存在しているコンクリート製のお坊さん人形は100体以上も存在しており、ある意味異様な空間のように感じられます。
かなり精巧に作られている人形なので、本物のお坊さんだと思っても当然でしょう。
園内にはお坊さん以外にも侍や町娘、山伏などあらゆる人形が存在しています。
それぞれの表情にも個性があり、まるで本物の人間がそこに佇んでいるような雰囲気さえ感じられます。
これらの人形が作られたのは昭和9年のことで、既に半世紀以上も前から存在していることがわかります。
元々は親鸞聖人に関するお話を再現するためにリアルな人形が作られたそうです。
人形を製作したのは浅野祥雲さんという方で、実は五色園以外にもあちこちでコンクリート製人形を作った実績がある方です。
愛知県内では桃太郎神社に、岐阜県関ヶ原市にある関ヶ原ウォーランドにも浅野さん作のコンクリート製人形が存在しているそうです。
五色園への入場は無料で、開演時間は8時から17時まで、年中無休となっています。
通常のレジャー施設では飽きてしまったという方にも喜ばれる場所なので、まだ行ったことがないという方はぜひ五色園に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
花の名所としても有名
五色園という名前が付けられたのは、園内にある5種類の木々の彩りを示していると言われています。
松、竹、梅、桜、紅葉を四季に応じて楽しむことができることから、花や葉の彩りを季節に応じて楽しんでいただけるのも見どころといえます。
特に注目したいのが桜で、春になると約3千本も存在している桜の木々に花が咲きはじめて満開になると、とても美しい光景を楽しめる場所です。
宿泊も可能！
五色園にはお寺が運営している宿坊つまり、宿泊施設も存在しています。
お寺に参拝する方や研修、合宿を目的として利用する方も多いそうです。
お寺が運営しているので修行でもするのではないかと思われるかもしれませんが、そのようなことは一切ありません。
客室は和室のみで最大150名まで収容できる立派な宿泊施設で、大浴場やコインランドリーも備え付けられています。
一泊二食付きで7900円からというかなり安い料金設定で、団体の場合は更に割安になるプランも用意されています。