「おおくぼのかりんとう」という隠れた銘菓

投稿日: 作成者: GRyur7uK
菓子

仙台市民に対して宮城県の代表的なお土産を聞くと、萩の月やずんだもち、牛タンなどの答え帰ってきます。これらは、他県の人にも知れ渡ってるほどメジャーなお土産なので、正解には違いないでしょう。しかし、マニアックな市民達に同じ質問をすると、自信を持って「おおくぼのかりんとう」と答えることをご存知でしょうか。

宮城県のかりんとうは味も形もちょっと違う

まず、宮城県のかりんとうは、一般的なかりんとうと形状が異なります。通常のかりんとうは黒糖をまぶした棒状のものを思い浮かべますが、宮城のかりんとうは、味噌やゴマなどを使ってバリエーションに富んだ味をしているほか、薄い板を不規則にひん曲げたような独特の形状をしているのが特徴的です。

一斗缶に詰まった夢のような「かりんとう」

おおくぼのかりんとうは、この宮城が誇るかりんとうを一斗缶の中にギッシリ詰めて販売している、超特大サイズのお土産です。約3kgの重さあるため、持っただけでもその内容量の多さに驚きます。圏内の道の駅や駅構内の売店で販売されていますが、お店の片隅にうずたかく積まれた黄金色の一斗缶を見れば、誰しも威圧感を覚えることでしょう。同じ宮城銘菓でも、繊細な味わいでお馴染の萩の月に比べて、おおくぼのかりんとうは豪快極まりないお菓子と言えます。黒糖味、ピーナッツ、あっさり塩などの味を選べるため、購入の際は好みの味を選びましょう。それぞれの味がまんべんなく詰まったミックスの一斗缶を買っても、食べきる頃にはすべてのフレーバーに満足できる量が入っています。

ちなみに一般家庭用として、袋に入った通常サイズのかりんとうも販売されているので、普通に賞味するだけならこちらでも十分でしょう。ただし、通常サイズといっても一袋400gあります。大きめの袋の中にぎっしり詰められているので、一度に食べきるのは至難の業です。

自宅に一斗缶のかりんとうがある安心感

かりんとうは日持ちするお菓子なので、お土産や贈答品として優れたお菓子です。自宅用として一斗缶を1つ買っても、長く楽しむことができるでしょう。私は、このおおくぼのかりんとうを、受験勉強のお供として活用してました。勉強に行き詰ったときに、一斗缶からおもむろにかりんとうを取り出し、糖分の補給に勤めていたというわけですね。このおおくぼのかりんとうも、今ではインターネットからでも買うことができるので、県外の人でも気軽に購入することが可能です。

業務用のラードみたいな一斗缶が自宅に届くのは、大人になった今でもすごくワクワクします。