愛知県の観光トレンド
愛知県は誰もが名前を聞いたことがあるような有名戦国武将の出身地であることをご存知でしょうか?
実際に戦国武将ゆかりのお祭りが開催されている地域も多いことから、歴史の浪漫を感じさせてくれる場所が随所に存在しているのです。
今までは特に戦国武将に対して思い入れがなかったという方も、武将観光を楽しんだ後に武将たちの虜になってしまう人も多いそうです。
愛知県にゆかりのある戦国武将
歴史上の表舞台で活躍し、誰もが名前を知っている武将として有名なのが織田信長、豊富秀吉、徳川家康という三大武将です。
念願だった天下を獲得した実績のある有名武将の出身地は現在の愛知県なのです。
江戸時代に活躍したいわゆる殿様のうち、7割が愛知県にルーツがあるとされていることから、日本の歴史を築いてきた人物は愛知県にゆかりがある人が多いと考えることができます。
特に戦国時代から江戸時代に活躍した武将に関連する土地を巡って観光を楽しむのが、武将観光の醍醐味です。
おすすめの観光コース
武将観光を楽しむ際には武将ゆかりの土地を訪ね歩くコースが色々あります。
まずは名古屋駅の近くにある四間道周辺を散策してみましょう。
四間道と円頓寺商店街が交差している所に五条橋という小さな橋があります。
この橋は元々6キロくらい離れた場所にあった、清州城を流れている五条川に存在していた橋なのです。
徳川家康が天下統一を果たしたシンボルとして名古屋城を築城した際に、尾張の拠点とされていた清州城をまるごと那古野へ移ってきたという清洲越しが行われたのです。
町そのものが移動するという大掛かりな工事が実施されたことを物語るのが、五条橋の秘密なのです。
昭和12年には木製だった橋がコンクリート製に変わっていますが、この時に橋の欄干から取り外されていた擬宝珠は名古屋城で展示されているのでぜひ確認してください。
名古屋城は武将観光の中でもメインの地ともいえる定番スポットです。
床面積は国内最大級とされており、日本で初めて城の国宝に指定された大きくて豪華な城として知られています。
現存している天守閣は昭和34年に再建されたもので、創建当時のものは残念ながら戦時中の空襲で焼失していたそうです。
名古屋城の天守閣にある金のシャチホコは豪華絢爛な城のシンボルとされていますが、実は江戸時代の頃に財政難のため金のウロコを剥がされていたというエピソードがあります。
ウロコが剥がされるたびに純度が低い金に取り替えられているという話なので、実際のところは決して豪華な代物ではないことがわかります。
このような話をあらかじめ知っておくと、お城の楽しみ方が変わってくるでしょう。
名古屋城だけでなく、織田信長の居城として有名な清州城もぜひご覧になってみてください。